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● | 上映日時 | 2024年7月28日(日) ※開場は各作品上映開始の10分前 | |||||||
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● | 作品鑑賞費 | 無料(当日に有効な会員証をお持ちの方) | |||||||
※非会員・期限切れの方はその場でご入会いただく必要があります。 | |||||||||
● | 入会金 | 8000円(サポート会員、月単位で14ヶ月有効、事前振込割引あり、詳しくはこちら) | |||||||
2000円(短期会員、月単位で2ヶ月有効、事前振込割引なし、詳しくはこちら) | |||||||||
※非会員の方は入会が必須です | |||||||||
※会員制度の詳細についてはこちらをご覧下さい。サポート会員には事前振込割引もあります。 | |||||||||
● | 上映会場 | 文京区民センター (3A) (文京シビックセンター近くの「春日町交差点」北東側角) | |||||||
東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」2分 | |||||||||
都営地下鉄三田線・大江戸線「春日駅」1分 | |||||||||
JR中央線「水道橋駅」徒歩9分 |
ご来場にあたり、ご予約や申し込みは必要ありません。直接会場へお越し下さい。先着順入場となります。 | |
こちらの「新型コロナウイルスなど各種感染症への対応について」を事前にご理解下さい。 |
巡礼の約束 |
ウォマはこのところ体調がすぐれない。医者に診てもらったところ余命が長くないことが分かった。 彼女は夫のロルジェには詳しい病状を告げず、拉薩(ラサ)まで巡礼に行くと伝えた。1人で途方もなく長い巡礼に出かけたウォマだったが、夫は妻を心配し、あとを追った。心を閉ざしたウォマの連れ子ノルウも一緒だったが、長い巡礼の途中でウォマは倒れてしまう。ロルジェはウォマの巡礼は前夫との約束を果たすためのものだと悟った。 ついにウォマは巡礼の途中で息を引き取り、その約束を果たすことができなくなった。ロルジェはウォマの意思を引き継ぎ、ノルウを連れて残りの巡礼を続けるのだった…。 原題になっている《阿拉姜色》(アラジャンソ)は「一緒にこの美酒を飲みましょう」の意。劇中でも歌われている藏族(チベット族)の民謡である。 |
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羊飼いと風船 |
1990年代の西藏(チベット)の草原で牧羊を営む一家にも“1人っ子政策”は強く及んでいた。すでに3人の男の子の母親であるドルカルにはこれ以上の子供を作ることは許されなかった。医者から避妊具を手に入れた彼女はそれをしまっておいたが、何も知らない子供たちはそれを風船だと思って膨らませて遊び道具にしてしまった。 出家した彼女の妹シャンツェが藏語学校の校門でドルカルの息子を待っていたら元恋人トクブンジャが現れた。その学校の藏語(チベット語)教師になっていたのだ。彼はシャンツェと自分の2人を題材にした私小説『气球』をシャンツェに手渡した。 ドルカルの夫タルジェが友人宅で飲んだくれていたところに父親が亡くなったとの知らせが入った。急いで帰ると僧侶がおり、翌日には火葬されるという。タルジェは僧侶から父親がまもなく転生すると伝えられた。ドルカルは診療所で医者から妊娠を告げられた。4人目の子供を持つことは高額の罰金を意味し、中絶を強く勧められた。しかし、タルジェはそれは父親の転生に違いないと喜んだ。すでに3人の男の子の養育で手一杯のドルカルは中絶を決意して手術台に上るが、そこへタルジェが血相を変えて飛び込んできて…。 2023年の東京国際映画祭でグランプリを受賞した《雪豹》を監督した万瑪才旦監督による2019年の作品である。自らの同名小説を映画化したもので、第20回東京フィルメックスで最優秀作品賞を受賞した他、ヴェネチア国際映画祭などの世界各地の映画祭に出品され色々な賞を受賞するなど高い評価を得た。 万瑪才旦監督は《雪豹》の撮影中に高山病で倒れ、2023年5月8日に53歳の若さで亡くなった。 |
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チベットの女 イシの生涯 |
イシは歌がうまく、荘園の若旦那クンサンから可愛がられていた。しかし、行商人ギャツォがイシに一目惚れし、強引に妻にしてしまった。イシとの間に娘をもうけたギャツォだったが家に寄りつかない。イシは仕方なく故郷に帰った。それを知ったクンサンは彼女を雇った。イシに男の子が生まれた。久しぶりに戻ったギャツォは息子の誕生を素直に喜び、幼馴染みで憧れの僧侶サムチュがチャンパと名付けた。 1959年、反乱暴動が起こった。クンサンは国外逃亡する際、チャンパを連れて行く。チャンパの父親はクンサンだったのだ。ギャツォはクンサンとイシの関係に激怒し、娘を連れて故郷に戻ってしまった。イシは家族を全て失ってしまう。 数年後、イシはギャツォと暮らしている娘から手紙を受け取った。ギャツォが酒におぼれ、どうしようもないというのだ。夫を助ける決心をしたイシは100kmの道を歩きようやくギャツォの元へたどり着いた。 献身的な世話で立ち直ったギャツォはチベット文字の教典を刻む仕事を始めた。娘の尽力で家を構えた2人はついに落ち着いた暮らしを始めた。 それから28年。ひっそりと拉薩(ラサ)に暮らす2人。最期の時を迎えようとしているギャツォから発せられた言葉に、イシは愛に生きてきた自分の人生をふり返るのだった…。 |
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● | 上映日時 | 2024年8月4日(日) ※開場は各作品上映開始の5分前 | |||||||||
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● | 作品鑑賞費 | 無料(当日に有効な会員証をお持ちの方) | |||||||||
※非会員・期限切れの方はその場でご入会いただく必要があります。 | |||||||||||
● | 入会金 | 8000円(サポート会員、月単位で14ヶ月有効、事前振込割引あり、詳しくはこちら) | |||||||||
2000円(短期会員、月単位で2ヶ月有効、事前振込割引なし、詳しくはこちら) | |||||||||||
※非会員の方は入会が必須です | |||||||||||
※会員制度の詳細についてはこちらをご覧下さい。サポート会員には事前振込割引もあります。 | |||||||||||
● | 上映会場 | 文京区民センター (3A) (文京シビックセンター近くの「春日町交差点」北東側角) | |||||||||
東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」2分 | |||||||||||
都営地下鉄三田線・大江戸線「春日駅」1分 | |||||||||||
JR中央線「水道橋駅」徒歩9分 |
ご来場にあたり、ご予約や申し込みは必要ありません。直接会場へお越し下さい。先着順入場となります。 | |
こちらの「新型コロナウイルスなど各種感染症への対応について」を事前にご理解下さい。 |
雲南の少女 ルオマの初恋 |
ここは雲南省南部の山奥にある哈尼(ハニ)族が暮らす風光明媚な村。幼いころに父母を亡くした17歳の婼瑪(ルオマ)は、出稼ぎに行っていた洛霞(ルオシァ)から『都会のビルは山より高く、人たちはエレベータで上り下りする』という話を聞いた。彼女は都会に行ってエレベータに乗ることに憧れた。 彼女は毎朝、民族衣装を着て近くの街に行き、観光客向けにトウモロコシを売っていた。哈尼族の衣装は好評で、一緒に写真に収まることもあったが、観光客も徐々に減り、お婆さんとの生活を維持していくのがやっと。都会に行ってエレベータに乗る夢は叶うべくもなかった。 都会からやってきた阿明(アーミン)はその街で写真館を経営しているが、商売はうまく行かず、家賃が払えない状態に陥った。婼瑪は知りあった彼の写真の腕を信じ、観光客相手の写真撮影で一緒にカネを稼ぐようになった。阿明は婼瑪に、カネが貯まったら都会のエレベータに乗せてやると約束した。婼瑪はそんな阿明に恋をした。 しかし、その時間は長くは続かなかった。阿明はその地を離れざるを得なくなり、去りゆくその姿は婼瑪のほろ苦い思い出になるのだった。 しばらくしたある日、婼瑪のもとに雑誌が届けられた。その表紙を飾っていたのは他でもない婼瑪の姿だった…。 |
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雲南の花嫁 |
雲南省の彝(イ)族は尼蘇(ニス)、俗に花腰(ホァヤオ)と言われ、独特な風習がある。新婚夫婦は結婚後、3年間は新郎と同居できないのだ。 母親を幼くして亡くし、父親が育てた彝族のおてんば娘・鳳美(フォンメイ)は、龍舞の名手・阿龍(アーロン)と結婚することになった。3年は同居できないはずだったが、盛大な結婚式で泥酔した鳳美は、阿龍の部屋に忍び込んで爆睡。翌朝、家人に見つかった鳳美はベッドごと実家に送り返された。 阿龍は女子龍舞隊の指導者に任命された。阿龍とずっと一緒にいたい鳳美は龍舞隊に押しかけ入隊を志願した。初めは拒否する阿龍だったが、彼女の実力に入隊を許可した。訓練を続けるうち、2人の間につまらない行き違いが生じ、皆の前で鳳美との結婚を解消すると言い放った阿龍、それでも龍舞隊に残るという鳳美。しかし、阿龍は鳳美を強制除隊させてしまった。 鳳美がいなければ龍舞隊は成り立たず、村を代表して北京で開かれる演舞大会に出られないことになってしまう。果たして演舞会と2人の仲はどうなるのだろうか…。 |
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ようこそ、羊さま。 |
雲南省の貧困地区。地球温暖化のせいか、最近は雨が少なく日照り続き。德山(ドゥシャン)爺さんは日々の食料にも事欠く有様だった。ある日、劉(リゥ)副縣長がやってきて援助を申し出た。 それから数日後、副縣長からだとして村長が2頭の羊を爺さんに押しつけてきた。それは外国から輸入したというつがいの羊。1頭5千元もする見たこともない大きな羊だった。牧畜でその羊を増やせば貧困から抜け出せるからというのだ。 縣のモデル事業として德山爺さんに託された2頭の高価な羊。彼にとってそれは単なる羊ではなく、“羊さま”だった。 村の面子を保つため爺さんは一生懸命にその羊の世話をする。寒い地区なので風邪を引かせるわけにも行かないと爺さんは羊を狭い家の中に迎え入れる。いい羊を育てるためにはいいエサが必要だからと爺さんは東奔西走を続けるが、羊たちは子供を産むどころか次第に痩せ細っていくだけだった…。 |
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五人の娘 |
時は1950年代の終わり。中国がイギリスを追い越そうとした“大躍進運動”の時期である。 『三月街』というお祭りで賑わう雲南省大理(ダーリー)の街中で白(ペー)族の青年の阿鵬(アーポン)は、同じ白族の美しく可憐な金花(チンホァ)という名前の女性と知り合いになる。蝶の舞う泉の畔で、2人は来年の椿の季節に再会しようと約束して別れた。 翌年、阿鵬は期待に胸を膨らませて泉に来たが金花が来ない。心配になった阿鵬は街に金花を捜しに出かけるが、実は彼は「金花」という名前以外には名字も住所も知らないのだった。聞くところによると「金花」という名前の女性は100人もいるという。 さあ、阿鵬の金花捜しが、周りの人間も巻き込んで始まった。1人、2人…。4人も金花を見つけるがいずれも別人だった。そしてついに見つけた5人めの金花とは…。 “民族のるつぼ”とも呼ばれる雲南省の少数民族地区、大理の白族の民族衣装も鮮やかに、阿鵬と5人の美しい金花がその時代の雰囲気を盛り込んで繰り広げるユーモラスな愛の物語。 1958年に突然巻き起こった“大躍進運動”。それは毛沢東が発動した大衆運動だった。鉄の生産を飛躍的に延ばし、イギリスに追いつき追い越そうとしたのだが、各地で農地を潰してまで低質鉄鉱石の採掘が行われ、生活に必要な鍋や釜まで放り込まれた“土法高炉”が使い物にならない大量の屑鉄を作りだしたにとどまった。 続く3年間の自然災害の時期に潰された農地の影響もあって大量の餓死者を出したことは有名である。 この映画はこういう時期に、“大躍進運動”の典型的な鉄鉱石の探査・採掘を背景に描いている貴重な作品でもある。 |
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7月28日(日) | DVD上映会(無料上映) | |
午前10:20~ | 《チベットの女イシの生涯》(1999年,原題:益西卓瑪,監督:謝飛,主演:丹増卓嘎、拉瓊、大旺堆、仁青頓珠、次仁頓珠、巴桑、群佩洛桑、周鉄海) | |
午後0:35~ | 《羊飼いと風船》(2019年,原題:气球,監督:万瑪才旦,主演:索朗旺姆、金巴、楊秀措、西德尼瑪、周拉多杰) | |
午後2:40~ | 《巡礼の約束》(2018年,原題:阿拉姜色,監督:松太加,主演:尼瑪頌宋、容中爾甲、賽却加、廖希、金巴、格日才旦) | |
8月4日(日) | DVD上映会(無料上映) | |
午前9:50~ | 《五人の娘》(1959年,原題:五朶金花,監督:王家乙,主演:楊麗坤、莫梓江、王蘇婭、朱一錦、譚堯中、孫静貞、黄鍾、閻杰、張雄、李文偉、王春英) | |
午前11:40~ | 《雲南の花嫁》(2004年,原題:花腰新娘,監督:章家瑞,主演:張静初、印小天、趙家藝、何文超、王藝霖、崔哲銘、王澤良、應保林、江小梅、黄朝霞) | |
午後1:25~ | 《ようこそ、羊さま。》(2004年,原題:好大一対羊,監督:劉浩,主演:孫云昆、蒋志昆、趙声林、陳大江、楊作玖、陳道仙、陳太江、孟興嵐、周吉金) | |
午後3:15~ | 《雲南の少女ルオマの初恋》(2002年,原題:婼瑪的十七歳,監督:章家瑞,主演:楊志剛、李敏、李翠、祝琳媛、馬杰、桑怡、李龍、高鋭) | |
8月12日(月・休) | DVD上映会(無料上映) | |
午前10:00~ | 《北京の自転車》(2004年,原題:自行車,監督:王小帥,主演:李濱、高圓圓、崔林、周迅、李梦男) | |
午後0:05~ | 《胡同のひまわり》(2005年,原題:向日葵,監督:張揚,主演:孫海英、陳冲、劉子楓、張凡、高歌) | |
午後2:30~ | 《太陽の少年》(1995年,原題:陽光燦爛的日子,監督:姜文,主演:夏雨、寧静、耿楽、王学圻、陶虹) | |
9月1日(日) | DVD上映会(無料上映) | |
午前10:20~ | 《神なるオオカミ》(2014年,原題:狼圖騰,監督:ジャン=ジャック・アノー,主演:馮紹峰、竇驍) | |
午後0:50~ | 《草原の女》(2000年,原題:珠拉的故事,監督:哈斯朝魯,主演:涂們、登吉巴特爾、哈斯高娃) | |
午後2:40~ | 《トゥヤーの結婚》(2006年,原題:圖雅的婚事,監督:王全安,主演:余男、蘇合巴特爾、森格) |
※ | 8月12日(月・休)は参考映画上映会を予定していましたが、諸般の事由により8月度定期上映会の追加開催となります。 |
※ | 上映会場は“文京区民センター”(文京シビックセンターから「春日町交差点」を挟んで北東側斜め向かい)となります。 |
※ | 上映日程および作品の発表後であっても、行政当局により上映会場の強制的な利用停止措置がとられた場合は上映時間や作品を変更したり上映を中止せざるを得なくなる可能性があります。 |
※ | 地震・台風などの大災害や大事件・大事故が発生した場合でも、主催者側や会場がそれに巻き込まれるなどのやむを得ない事情がある場合を除いて上映会は開催します。たとえ全ての公共交通機関が運行を停止していても会場が通常通り利用できる場合には予定通り開催しますのでご注意下さい。 |